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2023.11.14

大内氏の栄華を表す花のモニュメント2期展示のお知らせ

国宝瑠璃光寺五重塔の全面改修を契機とした観光誘客事業の一環である「大内氏の栄華を表す花のモニュメント」2期の作品の展示が11日(土)から始まりました。

花のモニュメントについて

香山公園の緑豊かな風景に彩を添えるように、竹で製作した大内氏の家紋(大内菱)をモチーフとしたモニュメントに、様々な花木を配置し、山口を中心に繁栄を築いた大内氏の歴史や文化をテーマに3期にわたり表現します。

サイズ

幅3m60cm × 奥行1m20cm × 高さ2m40cm

植栽について

第2期(11月11日~)

テーマ「大内氏を想う冬のモニュメント~中世 山口のくらし・文化」

立冬(11月8日)を過ぎ山々の木々は紅葉から落葉に進む季節。落葉した立木には冬でも小春日和の日には陽が地面までに差し込み、落ち葉をキラキラと輝かせる。そんな山口の森、冬の風景を凝縮したデザインを演出します。赤・白・黄色の立木は、大内氏の多様な思想を表現しつつ、年末年始のおめでたい雰囲気を演出します。

植栽内容

落葉したケヤキの枝を赤・白・黄色を吹き付けた素材で、立ち木、林を製作。
竹で制作した大内菱は秋色、枯色になっています。
① 赤、朱:大内塗の朱を代表とする山口の色を採用しています。
② 白:中世から近世まで山口の暮らしを支えた徳地和紙、塩、米、蝋などの防長4白をイメージしています。
③ 黃、山吹色:山口の冬の里山や街にあるイチョウの木が夕日により輝く様子を表現するとともに、赤色と合わせ、大内氏に布教を許されたサビエルの出身地でもあるスペイン国旗もイメージしています。

第1期(9月8日~)

テーマ「大陸との交流で花開いた大内氏」

中世、中国を中心とした大陸との交易で栄えた大内氏を14種の植物で表現しました。大内氏の国際色の豊かさを表現するため、幅広い原産地の植物を採用しています。

植栽内容

1.ミエミツヤシ(マダガスカル)ヤシ科
2.ビロウヤシ(ベトナム〜中国南部〜琉球列島〜日本)ヤシ科
3. ソテツ(中国南部〜日本)ソテ科
4.フウチソウ(日本)イネ科
5. ギボウシ(日本、東アジア)キジカクシ科
6.大王松(北アメリカ)マツ科
7.葉ラン(中国南部)キジカクシ科
8.シュロチク(中国南部) ヤシ科
9.斑入りアオキ(日本)アオキ科
10.マホニア・コンフューサ(中国)メギ科
11.斑入りヤブラン(東アジア)キジカクシ科
12.フジバカマ(日本、朝鮮半島、中国)キク科
13.センネンボク・コルジリネ(南米)リュウゼッラン科
14.ケイトウ(アジア、アフリカの熱地方)アマランサス科
※( )内は原産地

第3期(2月中旬の設置を予定)

大内氏の栄華を表現するため、温度管理で芽吹かせた春の花々を飾り、来場者に一足早い春を体感していただきます。